PancakeSwap

PancakeSwapのLotteryを調査!

2021年8月17日

DeFiにはLottery(くじ)ができるところが複数ありますが、集客力でPancakeSwapは圧倒的のように見えます。そこで、ルールや特徴を確認しましょう。

Lotteryのルール

ここでは、公式サイトのマニュアル(英語)を元にしてLotteryのルールを確認します。マニュアルを読まなくても遊べるので何となくやっている人も多いと予想できますが、いろいろなルールが定められています。

ちなみに、この記事を書いている時点のLotteryはバージョン2です。

遊び方

遊び方そのものは、とても簡単です。

step
1
チケットを買う

Lotteryは12時間ごとに行われ、チケット1枚あたり5ドル相当です(相場の急変動により、実際の支払額は前後します)。

たくさん買えば当選確率が上がるかも?と期待する場合はたくさん買うことになりますが、12時間ごとに行われるLottery1回につき購入できる枚数は、最大で100枚となっています。

(いや、200枚欲しいぞ!という場合は、別のアカウントでログインして買えばOKです。)

また、複数枚買うと値引きがあります。2枚買ってもごくわずかですが値引きがあり、100枚買うと4.95%値引きとなります。

step
2
当選金をもらう

チケットを買うと6桁の数字がランダムに割り当てられますが、これが当選番号と一致していれば当選です。下は、当選の様子を描いた公式サイトの案内です。

PancakeswapのLottery

  • 当選番号:913662
  • 購入番号:913962

当選番号は、左から順に確認します。上の例の場合、左から9・1・3は一致しましたが、4つ目の数字が一致していません。よって、これは数字が3つ一致したという判定になります(不一致以降の数字は考慮しない)。

なお、当選金は自動的にウォレットに入金されるのではなく、自分で入金操作が必要ですので、忘れずに実行しましょう。

賞金の分配

気になる賞金の分配は、以下の通りです。

賞金の分配

最初の数字1つが一致する場合、参加者が支払った金額全体の2%相当額を当選者で均等配分します。以下、同様に分配金額が決まっていき、全体の20%はburnされます。

上の表を見ると、参加者が出した資金のうち20%は参加者に戻ってこないので、何だか損した気分になるかもしれません。しかし、その認識は正確でありません。

といいますのは、別途4日ごとに合計20,000CAKEが分配資金に組み込まれるからです(下図)。

injection

  • 1日目1回目:10,000CAKEを追加投入
  • 1日目2回目:なし
  • 2日目1回目:なし
  • 2日目1回目:5,000CAKEを追加投入
  • 3日目1回目:なし
  • 3日目1回目:5,000CAKEを追加投入
  • 4日目1回目:なし
  • 4日目1回目:なし

すなわち、1回あたり2,500CAKEが、分配資金として追加投入されることになります。

そして、毎回のLotteryでburnされる額は2,500CAKEよりも少ないことが度々ありますので、「参加者が提供した資金全体よりも大きな金額が、当選金として支払われる」という、一般的にはありえない例が頻発しています。

参加する価値はあるか

では、このLotteryに参加する価値はあるか?を考察します。

少なくとも数学的に考えるならば、参加する価値は十分にあります。なぜなら、投入額(参加者が支払う額)よりも払戻額(参加者が受け取る額)の方が多い場合が往々にしてあるからです。

イメージとしては、参加者全員で1,000万円支払って1,100万円が払い戻されるという感じですから、参加した方が有利です。

また、当選者が出ずに払戻しされなかった資金は、次のLotteryの賞金として引き継がれます。よって、高額当選者が出なかった次の回は、参加するとさらに有利になります。

しかし、自分は当選者になれるか?という大問題があります。

当選確率

Lotteryに参加すると6桁(0~9の数字が書かれている)のチケットをもらえますが、数字が一致する確率は以下の通りです。

  • 最初の数字が一致する確率:10%
  • 2連続で一致する確率:1%
  • 3連続で一致する確率:0.1%
  • 4連続で一致する確率:0.01%
  • 5連続で一致する確率:0.001%
  • 6連続で一致する確率:0.0001%

投入金額よりも大きな額をもらおうと思うと、2連続での一致が必要です。2連続でも確率は1%ですから、大変だ…。1等当選確率は0.0001%ですから、さらに当たりそうもない…。

しかし、当選金額は大きいです。実際の金額は毎回異なりますが、この記事を執筆した時点で最新の結果は以下の通りです。

lotteryの当選金額

  • 6つ一致:114,508ドル(当選0人)
  • 5つ一致:57,254ドル(当選0人)
  • 4つ一致:28,627ドル(当選1人)
  • 3つ一致:14,313ドル(当選10人)
  • 2つ一致:8,588ドル(当選81人)
  • 1つ一致:5,725ドル(当選812人)

この回に1等と2等の当選者は出ていませんが、当選すると大金を手にすることができます。「5ドルが11万ドルに化けるかも?」というのは、夢のある話です。

まとめて買うか、何回にも分けて買うか

次に、Lotteryを買うと決めた場合について、1回でまとめて買うか、それとも1回1枚にして延々と買うのが良いのかを考察します。

既に見ました通り、PancakeSwapのLotteryでは複数枚買うと割引があります。1回のLotteryで購入できるのは最大100枚で、割引率は4.95%です。

よって、少額ずつ参加するよりも、まとめて買う方が有利だということになるのですが、注意点が一つあります。それは、「同じ番号が付与される可能性がある」です。

購入したときに付与される6桁の数字は完全にランダムなため、稀でしょうが数字が一致する場合があります。そのチケットが当選したら、それぞれについて当選金を受け取ることができますが、当選確率は半減してしまいます。

この一致を避けたい場合は、回を分けて買うことも検討できます(ただし、数字の組み合わせは100万通りありますので、この問題は無視して良いかもしれません)。

日本の宝くじ

最後に、「愚者の税金」と呼ばれることもある日本の宝くじについて確認します(比較することで、PancakeSwapのLotteryの特徴が良く見えてきます)。

下の絵は、宝くじ公式サイトからの引用で、収益金の使い道を示しています。

宝くじ

当選金として支払われるのは、参加者が支払った総額の46.5%しかありません。すなわち、全体の53.5%は胴元がもらいます。胴元にとっては笑いが止まらないビジネスで最高です。

ちなみに、日本の所得税の最高税率は45%で、住民税は10%です。よって、宝くじを買う人は、日本の最高税率の税金を支払って参加しているようなものです。

よって、宝くじを買うことに対して「愚者の税金」という表現が出てきます。

また、宝くじの収益金を元にした社会貢献活動について見聞きすることがありますが、上の図を見ますと、全体の1.3%しかありません。たった1.3%で良いイメージを広められるなら、胴元にとっては安いものです。

これに対して、宝くじを買う人ができる(おそらく唯一の)反論は「夢を買っているんだ!」でしょうか。

夢を買うなら、日本の最高税率で無駄金を支払わないで、PancakeSwapのLotteryに参加する方が有利なのでは?というのが、率直な感想です。

(ただし、合法か違法か?という問題がありますし、PancakeSwapにアクセスするには一定の知識が必要ですので、誰でも参加できるというわけではありません。)

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