DeFi全般

Defiの選び方

2021年6月7日

パンケーキスワップ(Pancakeswap)やユニスワップ(Uniswap)などは実績も知名度も抜群なので、取引を始めるのに大きな心配をしないで済むかもしれません(開発者が不明なのは仕方がない)。

しかし、有名なだけあって、ステーキング利率は100%前後の場合が多いです。下はパンケーキスワップのステーキング画面ですが、利率は100%を割り込んでいます。

パンケーキスワップ

82%でも十分大きいのですが、もう一桁大きな数字を獲得したいという場合、パンケーキスワップ等に加えて新規参入したDefiでも始めるのが選択肢になります。

(メインはメジャーなDefiで、新規参入組にはお試しで少しだけ資金投入のイメージ。)

しかし、新規参入組に資金を投入する場合、成功したら一気に億り人になる可能性がある一方、不人気だったら損してしまうし、もしかしたら詐欺かも…そこで、新規参入のDefiの選び方を考察します。

新規参入のDefiを選ぶ理由

新規参入組を狙う理由はズバリ、大儲けしたいから。これしかありません。

下は、パンケーキスワップのガバナンストークンであるCAKEの価格推移です。パンケーキスワップが公開されてからしばらく、価格は数十円で推移していましたが、高騰して4,000円を超えました。

パンケーキスワップのチャート

上のチャートでは4,000円台をつけたあと下落していますが、それでも2,000円前後となっており、公開当初の数十円とは比較にならない高値です。

もちろん、パンケーキスワップは高利率のサービスがたくさんありますし、将来再び価格が上昇する可能性がありますから、今から買うのももちろんOKです。しかし、一気に100倍!1,000倍!というのは、さすがに厳しいかもしれない。

というわけで、別の新規参入組で安いうちに買っておいて、高騰したら売り抜けて億り人を目指すぞ!ということです。

チェック項目

では、どの項目をチェックしていくか?です。ホワイトペーパーやBSCScan等を読み込んでも良いですが、一般的には難易度が高いのでここでは省略して、もっと分かりやすい方法を見ていきます。

Defiの名前

パンケーキ、寿司、バナナなど、なぜかDefiの世界では食品名を採用した例が多いです。金融と言えばお堅いイメージが先行しますが、これらDefiやDEXのおかげで、金融のイメージが柔らかくなっているかもしれません。

さて、問題はそこではなく、「これは明らかに権利を侵害しているのでは?」という名前になっている場合、そのDefiに資金を投入しづらいです。

例えば、下のツイッターアカウント。この名前や画像は…各種権利の許諾を取ってないのでは?使用許可を取った旨の文言がどこにもない…(許諾申請してもOKが出るとは思えない)。

(画像はぼかして小さくしました。)

仮に、この種のDefiが世の中に広まる場合、権利保有者からクレームが入ってトラブルになることが簡単に予想できます。最終的にどうなるか分かりませんが、この種のDefiは触らない方が安全そう。

公式ツイッターのフォロワー数

次に、公式ツイッターのフォロワー数。Defiが成功するには、とにもかくにもお客さん集めが重要!というわけで、ツイッターフォロワー数が極端に少ないと成功可能性が低いと予想できます。

では、フォロワー数が多ければ良いのか?ですが、運営がフォロワーを買っている可能性があるので、フォロワーの中身も念のため確認したい。

このツイッターアカウントは怪しいな…というのばかりがフォロワーに連なっていたら、買った可能性アリ。そういうDefiも近づかない方が良さそう。

一般ユーザーのツイート

一般ユーザーのツイートも、念のため確認したい。

いろんな人がツイートしているのに、なぜかその内容はお決まりの言葉ばかりだったら、怪しい。ただし、「〇〇という言葉をつけてツイートしたら抽選で××名にプレゼント!」という感じのキャンペーンの可能性もあるので、その辺はチェックが必要。

なお、Defiは海外が主戦場なので、日本語ツイートがほとんどないというのは特に問題ないと思う。

また、詐欺的だから気を付けろ!というツイートがあったら、その理由も確認したい。単に自分が損したから詐欺だ!と騒いでいる場合もありそう。

コラボレーション

その他、既に運営実績があって人気もある他のプロジェクトとコラボして何かキャンペーンをしている場合、信頼度が上がります。少なくとも、コラボ相手からは信頼されているということだからです。

ただし、新規参入組のDefiにこれを要求するのは難しい。よって、このコラボレーションの項目はオマケという感じです。

取引画面

なお、取引画面の作りが他のDeFiと瓜二つという感じだったら、それは他のプログラムをコピーして作ったサービスです。

コピーだったら悪いというわけではないですが、コピーされた側は、今まで数多くのトラブルを克服して現在に至っているでしょう。よって、知識の蓄積がありますが、コピーした側には蓄積がありません。

このため、何かバグ等が見つかって攻撃されたといった場合の対応力で、雲泥の差が出る可能性があります(本家の方は軽傷で、コピーした側は重傷という感じ)。

では、取引画面は独自が良いのか?ですが、必ずしもそうとは言えず、この判断は難しいです。少なくとも、コピーしている側には情報の蓄積がないと理解しておく必要がありそうです。

サービスの内容

そしてもちろん、サービス内容の充実度も重要。

ただし、新規Defiサービスについて、「先行者のプログラムをそのままコピペしたでしょ?」と思えるようなものが簡単に見つかるので、中身が充実しているように見えるから安心…とはいかないのが難しいところ。

コピペに加えて、どんな独自性があるかチェック。

安全性を高める試み

こちらの項目は、従来から存在するサービスにも利用できるチェック項目です。

外部機関のチェック

DeFiサービス開発者が外部の専門機関に依頼して、プログラムの欠陥をチェックしているかどうか?です。

このチェックに合格すればあらゆる攻撃に対応できるというわけではありませんが、既知の攻撃方法に対して耐性があることの証明になります。

なお、調査機関としてはCERTICが有名です。この記事を書いている時点で、CERTICで調査を受けて結果が公開されているプロジェクト数は、500くらいです。

よって、自己資金を投入する前に調査結果を見ると、セキュリティレベルの高さの雰囲気を掴めるかもしれません。

自主的な施策

また、DeFiサービス自身が、独自のセキュリティ対策を取っている場合があります。Biswapを例として挙げます。

上のツイートに、"From May 2021, 1% of all tokens emission of Biswap per block will be stored in a separate wallet." とあります。

この趣旨は「2021年5月から、Biswapでユーザーに提供された全てのトークンのうち1%を別のウォレットに保管します。」となります。この理由ですが、何か緊急事態が発生したときに使用される予定です。

緊急事態について公式サイトに具体例は書いてありませんが、バグを突いた攻撃などが想定できそうです。

なお、「この施策が実行されているかどうか知りたいから、ウォレットのアドレスを公開してほしい」と感じてしまいますが、ウォレットの所在地を公開するとセキュリティレベルが下がってしまいますので、非公開は仕方ないかもしれません(非公開とはいえ、BSCScanを見れば「これかな?」という目星はつくのですが)。

いずれにしても、このような独自施策を採用しているところは、ユーザー目線に立っているので良いことです。

(ただし、本当にこの施策をしているのかどうかは不明です。ウソの可能性も考える必要があります。)

最後は自分の責任で決める

どれだけ運営が高品質なサービスを作っても、うまくいかない時はうまくいかない。これは仕方がないことです。

詐欺的なDefiは何としても避けたいですが、最終的には自分の目で見て判断して、そして損しても痛くない金額で投資を楽しむことが重要でしょう。

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