BiswapのGameFi「Squid NFT World」で、ようやくStaff Gameの全貌が明らかとなりました。そこで、その内容を確認します。一言で書くなら「参加者全員が儲かるように設計されているものの、期待通りに稼ぐには準備が大切」です。
Staff Gameの概要
詳細に入る前に概要を確認しますと、以下の通りです。
概要
- ゲーム形式:期間限定のステーキングと同じ
- 開催期間:48週間、毎週開催
- 参加可能人数:制限あり
- 必要経費:あり。ただし、全額返金される。
- 損益:参加者全員がBSWを増やせる設計
なお、公式サイト(英文)で確認したい方は、このリンクをクリックしてください。
準備するもの
準備すべきものは、下の2つです。
- Holder Poolに10BSW以上預ける
- 「Worker」購入費として25BSW
Holder Pool
Holder Poolとは、Biswapのステーキングサービスの一つです。Biswapのメニュー画面にある「Launchpools」をクリックすると出てきますので、ここに10BSW以上預けます(下の矢印)。
Biswapのサービスには、Holder PoolにBSWを預けてから参加可能という例がいくつもあります。今回のStaff Gameも、同様です。
Worker購入費
そして、Worker(労働者)を購入します。コストは1体あたり25BSWで、同時稼働は最大2体までです。なお、便宜上「購入」という言葉を使っていますが、Worker購入費はゲーム終了後に返金されますので、一時的に預けるイメージです。
まとめますと、Staff Gameに参加するためには、最低で35BSW必要になります。
ゲームのやり方
次に、ゲームのやり方です。ゲームといっても実際はステーキングと同様ですので、キャラクターを操作する必要はなく簡単です。すなわち、Workerを買ってゲームを始めるだけ。
なお、Workerの能力「雇用期間と投資収益率」はランダムに決められます。この辺り、Squid NFT Worldのメインゲームと同じです。
雇用期間(hiring duration)
Workerは、それぞれ雇用期間が決められています。そして、雇用期間中、BNBチェーンがブロックを作るたびにBSWを稼いでくれます。雇用期間と出現確率の関係は、下の表の通りです。
日数 | 出現確率 |
10日 | 5% |
15日 | 10% |
20日 | 15% |
25日 | 20% |
30日 | 50% |
一般的な感覚で考えると、雇用期間が長い方がたくさん働いてくれて収入も大きくなりそうです。しかし、このゲームでは逆です。雇用期間が短い方が有利です。その理由は、次の投資収益率(ROI)を併せて考えると分かります。
投資収益率(ROI)
投資収益率とは、投入した資金に対してどれくらい儲けたか?を確認する指標です。例えば、10万円投入して1万円稼いだら、ROIは10%です。Staff Gameでは、ROIと出現確率の関係は以下の通りです。
ROI | 出現確率 |
15% | 55% |
20% | 30% |
25% | 7% |
30% | 3% |
50% | 1.5% |
75% | 1.25% |
100% | 1% |
150% | 0.75% |
200% | 0.3% |
270% | 0.2% |
収益率の計算例
雇用期間とROIを使って、収益例を考えてみます。
収益例1
- 雇用期間:10日
- ROI:270%
これは、最も収益率が高い例です。10日間で270%の利益を得ますので、年利回り(APY)は9,855%になります。およそ1万%もありますからウハウハです。
収益例2
- 雇用期間:30日
- ROI:15%
これは、最も収益率が低い例です。30日間で15%の利益を得ますので、年利回り(APY)は182.5%になります。
Staff Gameは、毎週開催されます。すなわち、1体だけ購入する場合、最短の10日間で雇用できたとしても、翌週のゲームには参加できず翌々週になります。30日間雇用する場合、次回の参加は1か月後です。このため、いかに短期間の雇用にできるか、そしていかに高いROIを獲得するか、これが重要です。
といっても、完全に運で決まるので私たちにできることは何もなく、幸運を祈るだけです。仮に幸運に恵まれなかったとしても、最悪の収益率でAPYは182.5%もありますし、ゲーム参加費用は返還されますので、BSWを持っているなら参加するのが合理的です。
ちなみに、ユーザーが同時に雇用できるWorkerは最大2名で、雇用期間が終了したら再度雇用可能です。このルールを使って、かつ、幸運に恵まれて毎回10日間で雇用できる場合、Workerを毎週1体購入可能です。
発行されるWorker総数
ゲーム参加者全員がWorkerを買えるのが望ましいですが、それをやってしまうとBSWの放出量が膨大になってしまうでしょう。そこで、購入可能なWorkerの総数が1週間ごとに決められています。
第〇週 | 発行数 |
1~2 | 5,000 |
3~4 | 4,000 |
5~6 | 3,000 |
7~10 | 2,000 |
11~14 | 1,000 |
15~30 | 500 |
31~48 | 250 |
Workerの争奪戦になる…!と簡単に予想できますので、新規発行直後に買う必要があります。では、新規発行はいつなのか?ですが、Staff Game画面に掲載されています(下の画像の矢印部分)。確実にチェックしたいです。
ペナルティ
以上の通り、ユーザーが損しないように工夫されていますが、ペナルティが発生する場合もあります。それは、「雇用期間が終了する前に報酬を引き出す場合」です。ペナルティの額は、「Worker購入額と報酬額の合計額の5%」です。
雇用期間終了後に引き出せば、ペナルティはありません。なお、引き出すにはHolder Poolに10BSW以上を預けている必要がありますので、Holder Poolの残高に注意が必要です。
発売時刻に速攻で購入
このゲームの勝敗は、Workerを買えるかどうかにかかっています。第1週や第2週辺りは5,000体ありますから余裕がある…と思うのはNGです。
Squid NFT Worldが新規公開された際、記憶では5,000体のプレイヤーが発売されました。そして、5,000体が売り切れるのに要した時間は…?記憶では、「瞬間蒸発」という勢いでした。購入したプレイヤーの代金は返金されないにもかかわらず、です。
今回は、変なことをしなければ確実に儲かる仕組みですから、大勢が押し寄せることでしょう。発売時刻の少し前にログインして、スタートダッシュで購入!です。
(なお、ブロックチェーンへの書き込み失敗や送金手数料の一時的な高騰など、リスクはありますので、絶対儲かるというわけではありません。仕組みとしては、参加者全員が儲かるように工夫されています。)